BDF(バイオ・ディーゼル・ヒューエル)とは?

BDF(バイオ・ディーゼル・ヒューエル)は、 家庭や自治体、事業所などから排出される植物性食用油の廃油を原料に、エステル反応によってつくり出される燃料(メチルエステル)のことを言います。

従来は下水に流されていたり、新聞紙に染みこませたり、固められてゴミとして捨てられていたもので、その量は見当もつかないくらい膨大な量だと考えられます。

京都議定書以来の地球環境におけるCo2削減の動きが世界中で加速されております。日本も1990年比25%削減を国際公約として明確に打ち出しました。これにより、企業であれ個人であれ相応の削減義務を負うことになりますが、それは私たちが次世代に負う当然の責任と言えると思います。

BDFは原料が植物由来のためにCo2排出がゼロカウントです。また、硫黄酸化物をほとんど含まないなどすぐれた特性をもっています。


BDF精製の仕組み


【前処理】
廃油中の水分・ラードなどの不純物を取り除く
(熱処理、遠心分離)
【反 応】
廃油とメタノール、触媒(カリウム)を反応させメチルエステルとグリセリンに分離廃油100に対し、メタノール20、触媒0.06の割合)グリセリンを排出させるメタノールは回収、再利用60度の温水で洗浄し、石けん分や不純分を取り除く(3回)
排出した水は再利用するできあがったBDFを減圧蒸留し、高純度のバイオ燃料にする。(沸点350 減圧市内と分解するためで分解しない。水だけでグリセリン穫りきれない)