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  • バフ研磨


    バフ
    バフ作業


    バフ研磨のバフは、英語のbuffという言葉からきている。to the buff (丸裸にする)という 意味もあるが、・・・を研ぎ皮で磨くという意味であろう。 一般的に布を円形に切り抜いて一定の厚みに縫いあわせたものや、バイアス状に縫いあわせた布の外周面に研磨剤を塗ったもの(写真下)で製品を磨く工程である。その加工方法は研削(グラインダー類)とは異なり、加工物の表層のみを磨く(加工)することに特長がある。素材は、鉄、銅や 亜鉛等の合金、プラスティック、板、パイプ、鋳物、ダイカストと広範囲にわたる。

    話しは変わるが、わたしが子どもの頃(40年ほど前?)は小さくなった青棒をもらって、布に塗って5円玉や 10円玉を数回こすった。するとあら不思議、ぴかぴかに光って感動したものである。また、溶かしたニカワにバフの外周面をつけ、その後細長い容器の中でころがしてエメーリー(研磨剤)をバフの外周面に付着させるのを眺めていました。バフを回転させるのは長く平らなベルトでした。

    前出のバフは、粗研磨用ですが仕上げ用にはニカワ・エメリーに代わって研磨剤(固形もしくは液状)をバフ外周面に塗り込んだバフを用います。

    素材の材質、得たい外観状態(光沢、サテン・・)、自動、手動、研磨剤種類等々によって 雑多な組み合わせが存在し、バフについては短く説明できませんので、もし利用方法等について詳しく知りたい方がおりましたら 、平井研磨工業所までメー ルで質問をお願いします。



    布バフ
    いろいろなバフ



    写真提供:平井研磨工業所

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