化学皮膜処理には大別して、
						@アルカリークロム酸塩系
								Aクロム酸塩系
								Bりん酸ークロム酸塩系
								Cリン酸亜鉛系
								D酸化皮膜系
						があります。そろそろ本題に入りますが、
								「アロジン法」は、Aクロム酸塩系、Bリン酸ークロム酸塩系に位置します。一般的に呼ばれている「アロジン」は、Aクロム酸塩系です。「アロジン#1000、#1200」と言われているのはこの系統です。余談ですが、英語で書くとAlodineですが、欧米ではむしろAlocromと呼んでいるようです。アメリカのYAHOO、Google等の検索エンジンで検索してみると良く分かります。
								アメリカのYAHOOへ(alocrom)
								
								■1200番,1000番!?
								一般に国内で使われている化成皮膜は、
								アロジン1200、アロジン1000といわれるものです。アルサーフ、イリダイトと呼ばれるものもこの仲間です。
								
																アロジン1200は、黄色の外観の皮膜です。非常に耐食性があります。アロジン1000は、無色の皮膜です。1200ほど耐食性はないものの、色がつかないことと、環境に優しいということで増えつつあるようです。
								
																亜鉛めっきをご存知でしたら、クロメートが1200、ユニクロが1000に相当すると言ったら一番分かりやすいでしょう。
						
								なお、アロジン1200やアロジン1000は、「日本パーカー」さんのアルミ処理薬品の商品名となっています。
						
						■六価クロムフリーのアルミ化成皮膜処理について
								
						
								
								最近何かと話題の環境負荷物質。当社では、六価クロムフリーのアロジンタイプの処理を、2004年7月量産開始を目標に現在試験処理中です。