亜鉛めっきについて


       
   

亜鉛めっき(メッキ)とは、どんなめっき?

     電気亜鉛めっき    
         
       
   
亜鉛は、安価(亜鉛そのものは、キロ200円前後)で高い防食機能が得られる金属として電気めっきに用いられています。
電気亜鉛めっきが開発されたのは1850年代の英国の特許からと言われています。しかし実用化されたのは、シアン浴が開発された1930年代以降とのこと。現在は、自動車、電気、電子、建築その他産業界でごく一般的な鉄の防錆・装飾用表面処理として用いられています。

亜鉛は鉄と組み合わせて腐食環境におくと亜鉛が優先的に腐食し鉄を錆から守る働きがあるため、もともと安い金属(値段)であることと薄い皮膜(5〜8ミクロン:1ミクロンは1mmの1000分の1)でも優先的に鉄を守る働きから広く産業界で用いられているめっきです。(亜鉛めっきには、溶融亜鉛めっきや電気亜鉛めっきや衝撃めっきがあるが、ここでは電気めっき」について述べます)

しかし亜鉛は、そのままでは酸化されやすく、通常めっき後その上にクロメート皮膜(クロメートユニクロ黒色クロメート緑色クロメート三価クロメート三価ユニクロ皮膜)をつける。こうすることによって、一般的に耐食性能がいいちじるしく向上する。
ただし、近年環境問題からこれまでのクロメート処理薬品の使用を制限する方向にあり、現在は環境や人間への影響が少ない処理薬品に変わる過渡期にある。

   
   
         
   

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